2018-10-27: 実写 ノーマーク爆牌党を観た
やったこと
highlight.jsにPRを出した
https://github.com/highlightjs/highlight.js/pull/1893
やる気があったのでやった。ifとかのあとの/は正規表現の開始と見做していいよね、っていうやつ。さくっとマージされて良かった。
シンタックスハイライトは難しいのでそこまで積極的に関わりたくもないが‥‥。
実写 ノーマーク爆牌党を観た
初日舞台挨拶。ノンスタ石田、矢本悠馬、長澤茉里奈、高崎翔太と監督の富澤昭文が来た。
原作を無理矢理まとめて鉄壁が勝つところまで二時間で一気にやるような展開にせず、重要な闘牌をピックアップしたところは良かったと思う。ただ、まとまったストーリーにするために鉄壁が分かりやすいキャラクターになってしまったのはちょっと残念なところ。爆守備っていうのは原作の終盤で宝燈美ちゃんが言ったように鉄壁が究極的に勝ちに拘った結果の打ち筋だと思うので、何のために守っているのかと問われれば鉄壁は迷いなく勝利のためと答えると思う。そういう鉄壁の熱さみたいなのがオミットされてしまったのが何だかなぁ。
麻雀のシーンはすごく良かった。手牌を見せるべきシーンがよく吟味されていて、牌が映ったことにどういう意味があるのか考えさせられることが多かった。鉄壁の場合はきちんと思考を説明しながら打ってくれるので安心する。
ストーリーは原作から結構変えてるので何とも言えないけど、ぶっちゃけかなり序盤しかやってないと思う。最後のプロアマ混合大会は三年後の話がベースになってるけど、全体的にそれ以前の話と捉えた方が良さそう。続編があるなら見てみたい。きっと茶柱と八崎が出るだろう。
演技としては、想像以上に石田の演技が良かった。というか雰囲気が出てた。終始役に入り込んでて、こういう爆岡もアリかなと思った。鉄壁役の矢本悠馬も文句が無い。細かい表情の作りが本当に上手かったし、モノローグの間を持たせる演技が良くできてた。当大介役の高崎翔太も大介そのまんま。いや、物語の都合上原作より情に厚いやつだったかもしれないけど、少なくとも演技的な意味ではイメージ通りだった。宝燈美役のまりちゅうはどうなんだろう‥‥。最初の方、石田の発声が芝居かかってる感じがして微妙に感じたのだけど、それ以上にまりちゅうの声が役に嵌ってない感じがした。全然悪くはないんだけど、鉄壁とか大介の完成度と比べてしまうと残念な感じが拭えない。かわいいんだけどね。
ここからは舞台挨拶の感想。キャストは作中の衣装で来た。まりちゅうだけ違ったけど。ツインテールかわいいね。矢本悠馬、高崎翔太は麻雀未経験だったらしい。石田は芸人の集まりでやってたとか。まりちゅうは麻雀番組を持ってるらしい。そうだったのか‥‥。でも鉄壁の麻雀打ってる姿は様になってたと思う。少なくとも咲の実写よりは。麻雀放浪記ほどじゃないけど。監督曰く、麻雀シーンは原作が良く出来てるのでそこに立ち返ればよいものが撮れるはずで、むしろそれ以外をどうするか悩んだとのこと。すごく賢明な判断だと思う。
矢本悠馬、高崎翔太は活躍してほしい俳優だな、と思った。矢本悠馬の演技は本当に素晴しかった。が、若干流行りの俳優と被ってしまうのが難しいのだと思う。高崎翔太はググったら何かイメージが違ってビビった。メイクで変わるもんだ。まりちゅうもがんばれ。ノンスタの石田もこれで俳優の仕事が来るようになったら面白いよな、と思う。
あと、やはり石田は芸人ということもあって喋りは抜群に上手かった。舞台の空気を良くしてたと思う。すごい。
ノーマーク爆牌党という一筋縄じゃいかない作品に真剣向き合って作ったんだな、ということは感じられたので良かった。でも原作の方が百倍は面白いけどな。